路線バス・タクシー

電光表示器「乗降中」の点滅OK

 路線バスとタクシーの車両後部に「乗降中」を知らせる点滅式の電光表示器が30日以降、装着できるようになる。国土交通省は後続車の追突・接触事故を防ごうと、これまで点灯式に限定していた設置規制を緩和することを決め、近く道路運送車両保安基準(省令)と細目告示の一部を改正、30日に施行する。全国ハイヤー・タクシー連合会(全国乗用自動車連合会)なども要望していた。
 「灯火基準」の「その他の灯火の制限」(保安基準42条)を改め、点滅式灯火を取り付けることができる対象に路線バス(乗合)とタクシー(乗用)を追加する。点滅タイプは現在、他の交通の妨げになるとして方向指示器など特定の灯火類に限られている。貸切バスは乗降が頻繁でないとの判断から見送られる。
 「乗降中」の点灯表示はバスで一定程度普及し、停車中、後続車によるすり抜け走行の抑止に一役買っているとされる。バスジャックなど異常事態発生時の「SOS」も登場している。タクシーは後部窓ガラス内に設置するケースが見られる。灯火基準には点灯・点滅、色、明るさの3要素があり、今回の措置では色と明るさは現行通り。色は緑色系が主流になる。
 保安基準・告示改正はバス・タクシー関係のほか、自動車の灯火などに関する国連「協定規則」に沿った見直しがされる。いずれも30日の施行日が確定している。

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